しわ、たるみ


「しわ・小じわ」は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが年齢と共に減少していき、さらに紫外線や活性酸素などにより破壊され、肌の弾力が失われていきます。弾力が弱まったお肌に、何度も同じ箇所に力が加わり続けると筋状に筋目ができ、これが「しわ」と呼ばれるのです。 老化による「たるみじわ」、乾燥による「小じわ、ちりめんじわ」、表情筋を動かすことにより深くなる「表情じわ」などがあります。一般的に光老化や加齢によるしわにはヒアルロン酸がいいと言われています。その注入方法も様々で、法令線や眉間や額など深いしわにはヒアルロン酸注射やまた注射が苦手な方には、ヒアルロン酸を電圧で皮膚へしみこませるメソポレーションを行います。いずれも注射では6ヵ月くらい持続し、メソポレーションでは1~2ヵ月くらいの持続力があります。額や目じりの表情しわにはボトックス注射をおすすめいたします。また全体の浅い小じわにはイオン超音波導入も効果的です。全体的な皮膚のたるみに対してはスマスアップをお勧めいたします。その他としてお肌全体の改善として各種美容点滴もおすすめいたします。日頃のお肌のメンテナンスとしても有効です。

 

しみ・そばかすが生まれる原因

コラーゲンが減少し、「しわ・小じわ」が生まれるには以下の原因が考えられます

  • 1,老化(加齢)

    どんなしわも根本的な原因は、皮膚の老化です。真皮層にあるコラーゲンや弾力線維であるエラスチンが加齢により、量が減少したり、変性することにより、肌の弾力が失われてしわとなるのです。

  • 2,紫外線

    紫外線にあたるとコラーゲンは小さく切断され、エラスチンを変性させる酵素が分泌され、お肌の弾力性や水分を保持しているコラーゲン・ヒアルロン酸が破壊されます。通常の「自然老化」にこの「光老化」が加わると、しわは一層加速します。皮膚細胞の遺伝子を傷つけるほか皮膚の免疫力も低下させます。

  • 3,乾燥

    ずっと乾燥にさらされると、角質層の表面が乾いてはがれやすくなり、隙間ができてきます。この隙間から表皮の水分が蒸発していき、皮膚は薄く硬くなり、小じわが出来やすくなります。この小じわを放っておくと深いしわへと発展していきます。

  • 4,女性ホルモンの減少

    女性ホルモンは皮膚の弾力を支える真皮層のコラーゲンやエラスチン、角質層のヒアルロン酸の生成にかかわってきます。女性ホルモンは20代から30代前半をピークに減少し始めます。

あなたはどのタイプ? しみ・そばかすの種類

しわの種類は大きく分けて、表情じわ・ちりめんじわ・老化じわがあります。しわの種類に合わせて効果的な治療法をご用意しております。
医師がお肌の状態を診察し、最適な治療プランをご提案いたします。

表情じわ

  • 額や眉間などにしわができやすい
  • 年々しわが深くなっている
  • しわがクセづいている

無意識にクセで同じ表情を繰り返すことにより、だんだんと皮膚に折り目がつき出来てしまうしわです。特に眉間の縦じわ、額の横じわ、目尻のカラスじわが出来やすい箇所です。

ほうれい線(鼻唇溝)・マリオネット(口もと)

  • 鼻横から下に向かってしわがある
  • 口もとの両端から下に向かってしわがある
  • たるみと共にしわができる

紫外線によって、はりの元となる真皮層のコラーゲンやエラスチンが破壊され減少し、さらに老化による筋力の低下に伴い脂肪の重みを支えきれず深いしわが出現します

目元のこじわ

  • 目尻に細かいしわができる
  • 笑うと目尻にしわが寄る
  • 目の下にしわができる

元は他の部位に比べ皮膚がとても薄く(約0.5mm)、さらに皮下脂肪や皮脂腺も少ないため、とても乾燥しやすい箇所です。常に十分な潤いを補わないとすぐに保水力が低下し、小じわやちりめんじわが出来やすくなります。

顔全体の小じわ、はり

  • 顔全体にハリがない
  • 顔全体に細かいしわがある
  • フェイスラインがたるんでいる

紫外線によって、はりの元となる真皮層のコラーゲンやエラスチンが破壊され減少し、さらに乾燥により肌表面の角質が硬くなり、はりが失われ細かいちりめんじわが出現します。