ボトックス注射
A型ボツリヌス菌製剤を用いて、筋肉を麻痺させる方法で、眉間や額や目じりのしわに有効です。効果は約４～６ヵ月間持続し、徐々にもとにもどります。多汗症（腋下）の方や咬筋を収縮させることによる小顔にも有効です。当クリニックで使用しているボトックスは正規のアラガン社製のボトックスビスタです。安心してご使用になられます。
ここが気になるあなたにボトックス注入はおススメ！
・目じりのしわ・眉間のしわ・おでこのしわ・口元のしわ・小顔になりたい・汗を抑えたい・脚を細くしたい・首のしわをなくしたい・毛穴を締めたい
ボトックス注入とは？
ボトックス注入とは、しわやたるみが気になる部分の筋肉に注射してしわ・たるみを目立たなくし、若々しいお肌を手軽に取り戻す治療法です。しわを作っている筋肉に直接注射するので、皮膚の内部からしわ・たるみを消します。また、今あるしわを改善するだけでなく、これからできるしわが深くなるのを防ぐ働きもあります。
ボトックス注入は「注射でしわやたるみを消せる」という手軽さで人気ですが、注入場所やボトックスの量などの細かい調整で効果や仕上がりが変わります。
ボトックス注入の特徴・効果
しわ・たるみ部分に注入するボトックスとは、A型ボツリヌス毒素製剤（ボツリヌス菌から抽出したタンパク質）のことをいいます。注入した部分の筋肉の収縮を弱める働きを持っており、しわを筋肉から改善します。
表情じわがなくなる
目じりや眉間などの表情じわは、笑ったり怒ったり同じ表情を長年繰り返すことで定着していきます。しわの原因の筋肉に注入すると表情じわがなくなり、表情がイキイキと明るくなって、はつらつとした印象に変わります。
小じわが一緒に消える
気になるしわ部分に注入すると、一番消したかった深いしわ以外にも周りの小じわ（ちりめんじわ）が一緒に消えます。一度で二度綺麗になれるのがボトックス注入です。
しわ予防に最適！
今あるしわをなくすだけでなく、これからできるしわ予備軍を予防できます。しわが深くなるのを防いでトータルな若々しさが維持できます。
手術が不安な方の多汗症治療にも
汗がたくさん出る多汗症の原因である汗腺を、ボトックス注入で遮断します。汗の分泌を抑えて、腋臭(ワキガ)症のにおいも軽減します。
治療の流れ
1.カウンセリング
医師によるカウンセリングです。現在のお悩みやなりたい姿の希望、また注入への不安などを詳しくお伺いします。施術後の経過などをご説明し、ご納得いただいた上で行います。
2.洗顔
洗顔をしていただきます。対象部分が狭い場合は、その部分のメイクを拭き取っていただきます。 ※クレンジング剤・洗顔料はご用意していますが、施術後のメイク道具はご用意していませんのでご持参ください。
3.デザイン・マーキング
お肌全体とそれぞれのしわ・筋肉の状態を観察し、状態に合わせて注入部分を決めます。不自然な凹凸が出ないよう緻密に計算して仕上がりをデザインし、注入時にわかりやすいようにマーキングします。
4.ボトックス注入
マーキングに合わせて極細の針でボトックスを少量ずつ注入します。注射後は場所によって多少凹凸が見られますが、メイクで隠れて自然と治まりますのでご安心ください。もし仕上がりに気になる点がありましたら、どんなことでもお知らせください。
施術時間と回数
1回にかかる時間は10分程度（事前の表面麻酔は２０分）で、効果は1～10日で現れます。最初の1回目の注入効果が続くのは3～8ヶ月程度です。繰り返すことによって徐々に効果が続くようになり、10ヶ月に一度でも綺麗な状態を保てるようになります。カウンセリング時に通院ペースも一緒に考えていきましょう。 多汗症の場合は、両ワキで15分程度、両手、両足の裏で30分程度です。
注意点
ボトックス注入のボツリヌス菌は食中毒を起こす菌として知られていますが、食中毒に至る毒素の量は大量（3万）です。美容に使う量は2.5～100と少量ですので、食中毒の心配はありません。
ボトックス注入は眼瞼けいれんの治療薬として厚生労働省の認可を受けており、アメリカではしわ取り治療法としてFDA（日本の厚生労働省に当たるアメリカの機関）の認可を受けています。安全性は多くの臨床例で実証されています。
なるべく痛みを抑えるために極細の針を使用しますが、一般的な注射と同じくチクッとする痛みがあります。
以下の方は治療ができませんのでご注意ください。
施術後は翌日からメイクが可能です。
洗顔・洗髪・入浴が可能です。
当日は熱いお風呂、サウナ、アルコール摂取はお控えください。
額への注入後、頭痛が起こることがあります。筋緊張のバランスの崩れが原因で、気になる場合は市販の頭痛薬を内服すると治まります。
注入後すぐに横になったりマッサージを受けたりすると、ボトックスが周囲に拡散して仕上がりが崩れることがあります。注入後4時間は横にならず、当日のマッサージは控えてください。
神経・筋疾患をお持ちの方（重症筋無力症など）
ボトックスの効果に影響を及ぼす薬（アミノグリコシド系抗生物質・精神安定剤・カルシウム拮抗剤など）を服用されている方
過去に同様の治療でアレルギー症状が現れた方
ボツリヌス菌が原因と思われる食中毒の既往のある方
重篤な疾患を患っている方・
妊娠中・授乳中の方
