しみの多くは紫外線が原因ですが、加齢による代謝の衰えやホルモンバランスの乱れ、強い摩擦、外傷やにきび痕なども原因となります。皮膚は何層も重なってできており、皮膚表面にある表皮の最下層に位置する基底層のメラノサイトが、紫外線やホルモンの影響など様々な刺激を受け、皮膚を守ろうと活性化しメラニン色素が作りだされます。通常このメラニン色素は、新陳代謝(ターンオーバー)により新しく作られた細胞に押し上げられ、自然と皮膚表面から剥がれ落ちていきますが、メラニン色素が過剰に生産されると、肌の外へ押し出されず残ってしまい、しみとなります。
そばかすは、遺伝的要素が強いといわれており、表面はなめらかで、淡褐色から黒褐色をしています。加齢により薄くなることもありますが、しみ同様、紫外線の影響を受けやすく、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、間違ったお手入れなどでも濃くなることがあります。しみには大きくわけて4種類あります。老人性色素斑、肝斑、後天性真皮メラノサイトーシス、雀卵斑(そばかす)ですが、それぞれに治療法は異なります。また混在型の場合もありますので、診察後に個々に治療方針が決定します。主に内服薬やフォトフェイシャル、Qスイッチルビーレーザー、イオン超音波導入、メソポレーション、ケミカルピーリングや美白剤を組み合わせて治療していきます。ダウンタイム時間のこともありますので、それぞれの希望に応じた治療法を選択していきます。その他としてお肌全体の改善として各種美容点滴もおすすめいたします。日頃のお肌のメンテナンスとしても有効です。
メラニンの活性化=「しみ」が生まれるには以下の原因が考えられます。
皮膚にあるメラノサイトが刺激され、しみの原因になるメラニンが増加します。若い人は新陳代謝と共にメラニンもなくなりますが、中年以降になるとメラニンが細胞中に沈着して、しみになります。
脳下垂体から分泌されるメラニン細胞刺激ホルモンは、精神的ストレスの影響をとても受けやすいとされています。イライラしがちな人は、しみになりやすいので注意が必要です。
分泌の失調により、ホルモンバランスを崩しますと、黄体ホルモンなどがメラノサイトを刺激し、メラニンを増加させます。妊娠もメラニン増加の原因になることがあります。
カフェインなどの神経を刺激する物質が含まれる食品を摂りつづけると、しみの原因であるメラニンを増加させる要因となります。
そばかす状の小斑型~丸く輪郭のはっきりした大型斑で褐色のシミ。 主に紫外線による光老化や皮膚の老化によって新陳代謝が衰えることが原因です。
30~40代の女性に多く、主に目の下と両頬骨に沿ってあらわれる左右対称の茶色い色素斑。妊娠や婦人科疾患などホルモンバランスが大きく影響しているといわれます。放っておくと頑固なしみになるので早めのケアが必要です。
思春期ごろから両側の頬骨のところを中心に増えてくる小さな茶色、ないし灰色っぽい色素斑です。頬では肝斑と見間違えられやすいです。
にきび、けが、やけど、湿疹などの炎症が治療した後に茶色っぽく残ってしまった状態のことです。
ソバカス(そばかす)といわれ類円系の小色素斑。先天性のもので遺伝的要素が強いものです。色素斑の表面はなめらかで、淡褐色から黒褐色をしています。